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色が分からない?病気が引き起こす“選べない苦悩”

  • 執筆者の写真: 輝東美紗衣
    輝東美紗衣
  • 1月28日
  • 読了時間: 6分

※本ページはアフリエイトを含んでいます


油絵具は混色の創造力
油絵具は混色の創造力


内容  ・はじめに色の役割・病気に気づく
    ・色が分からないとは?
    ・病気の影響
    ・色の選択への苦悩に対して
    ・まとめ



はじめに


色は私たちの日常生活で重要な役割を果たしています。

洋服、インテリア、食べ物など、色の選択は私たちの個性や好みによって影響を受けます。
しかし、中には「好きな色が分からない」「どの色を選べばいいのか迷う」といった悩みを抱える方もいます。
この問題の背景には、心理的な要因だけでなく、身体的な病気や状態が隠れている場合があります。

例えば、「好きな色を聞かれるたびに答えに詰まってしまう」「洋服選びで何度も試着を繰り返して疲れてしまう」といった経験はないでしょうか?
これらの状況は、単なる優柔不断というよりも、感覚そのものが影響を受けている可能性があります。

また、周囲から「もっと自分の好みをはっきりさせたら?」と指摘されることで、ストレスを感じることもあるでしょう。
実は、こうした「色の分からなさ」は個人の価値観や感覚の問題だけではなく、視覚や心の健康とも密接に関わっているのです。

一見単純そうに思える色の選択ですが、実際には私たちの記憶、感情、文化的背景、そして健康状態など、多くの要素が絡み合っています。
そのため、「色が分からない」という感覚を深く掘り下げてみると、自分自身や周囲の理解を広げるきっかけになるかもしれません。

この問題の背景には、心理的な要因だけでなく、身体的な病気や状態が隠れている場合もあるのです。



 


色が「分からない」「選べない」とはどういう状態か?


色が「分からない」と感じる状態には、以下のような特徴があります


・好きな色や似合う色が分からず明確に思い浮かばない


例えば、洋服を購入しようとした際に「どの色を選べば自分に合うのか分からない」と感じて、購入をためらうことがあります。
なぜならば、自分の外見や印象にどの色が調和するかを考えるとき、自信が持てない場合や過去の経験が影響して迷いが生じるためです。


・色覚に病的な要因があり、色を見ても違いや印象を感じにくい


例えば、赤とオレンジの違いが分からず、どちらも「似たような色」としか認識できないことがあります。なぜならば、色彩感覚が鈍化している状態や、視覚の機能に問題があると、微妙な色の差異が脳で処理されにくくなるためです。


・色が分からないので選ぶ行為そのものがストレスになる


例えば、ぬり絵や書いた絵に色を塗る時に全体のイメージがつかめない、色が思いつかず決断に時間がかかる場合があります。
なぜならば、色選びが「自分の好みを問われる行為」として負担に感じられる場合、決断を迫られる状況自体がプレッシャーになるからです。
こうした感覚は一時的なものの場合もあれば、長期間続く場合もあります。



他人の真似をする傾向がある人は自分で選べない何かがある場合がある
他人の真似をする傾向がある人は自分で選べない何かがある場合がある




色が選べない状態を引き起こしている病的要因


色に対する感覚や選択が困難になる背景には、いくつかの医学的要因が考えられます。


1. 色覚異常

  • 原因:遺伝的要因や視神経の異常により、特定の色が認識しにくくなる状態がある。
  • 具体例:赤と緑の区別が難しい色覚異常では、赤信号と黄色信号の違いが見分けにくくなり、交通ルールの理解に困難を感じることがあります。また、絵を描く際に特定の色を選べないというケースもあります。





2. うつ病や不安障害

  • 原因:精神的な健康状態が感覚全般に影響を与えている。
  • 具体例:うつ病の傾向がみられる方は、以前は好んでいた明るい色が「重く感じる」ようになり、暗い色やモノトーンばかりを選ぶようになることがあります。不安障害の傾向の方は、色選び自体が大きなストレスとなり、決断を先延ばしにすることも多いです。


3. 高齢化による視覚の変化

  • 原因:加齢に伴い、目の水晶体が黄ばんだり、光の感度が低下する傾向があります。
  • 具体例:高齢者が青や紫を黒っぽく感じるケースがあります。そのため、洋服や家具選びで「思った色と違った」というギャップを感じることが増えます。また、夕焼けのような色合いが見えづらくなることも報告されています。







色の選択ができない苦悩へのアプローチ


色が分からない、選べないという状況を改善するためのアプローチをいくつかご紹介します。

1. 専門家に相談する


  • 方法:眼科や心理カウンセラーに相談し、状態を確認する。
  • メリット:根本的な原因を特定することで、適切な治療や対策が取れる点が大きな利点です。
    例えば、色覚に関する検査を受けることで、自分が色をどのように認識しているのかを初めて理解することができるかもしれません。
    また、心理的な不安から来る決断力の低下であれば、専門家のアドバイスを通じて気持ちが軽くなる可能性があります。
    これらの一歩は、日常の色選びだけでなく、全体的な生活の質の向上につながるでしょう。

2. パーソナルカラー診断を受ける


  • 方法:自分に似合う色を見つけるために、専門家による診断を受ける。
  • メリット:カラータイプという選択肢を絞り込むことで迷いを減らせるだけでなく、日常生活の多くの場面で時間と労力を節約できます。
    例えば、服を選ぶ際やメイクをする際に、迷いが減りスムーズに決断できるようになります。
    また、似合う色を知ることで、自信を持って自己表現ができるようになり、他者からの印象もポジティブに変化する可能性があります。



3. 小さな選択から始める


  • 方法:お気に入りの小物やアクセサリーなど、小さい範囲で色を試す。
  • メリット:自分の好みや心地よさを少しずつ発見できます。
    大きな選択を迫られる前に、小さな成功体験を積むことが目的です。
    例えば、スマホケースやノートなど、比較的簡単に変えられるアイテムで色を試すことで、自分の好みが少しずつ見えてくるでしょう。
    これにより、色に対する抵抗感が薄れ、選択する楽しさを感じられるようになります。
    また、この過程で自分の感性を再発見し、新しい視点を持つこともできるでしょう。


パーソナルカラーは4タイプの色グループでご提案します
パーソナルカラーは4タイプの色グループでご提案します


まとめ


色の選択に迷うというのは、決して珍しいことではありません。
しかし、その背景には身体的または心理的な問題が隠れている場合もあります。

自分の感覚に耳を傾け、必要に応じて専門家の助けを借りることで、少しずつ色との付き合い方を見つけていきましょう。
さらに、選択の過程そのものを「自分を知る時間」として楽しむ視点を持つことで、生活全体がより豊かになるでしょう。

あなたにとって心地よい色が見つかることを願っています。








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